昼下がりのファミレス
奥まったテーブル席
初老の婦人が
ぽつんと一人
一人 ナポリタンの遅い昼食
ゆっくりと彼女は
飲み放題のコーヒーを
啜る
そして 静かな店内に目をやる
....
120913
カロリーメイト大好き!
甘くて脆くて少しだけの噛み応え
何時でも何処でも腹が空いたときには
反省することなく飲み込めますと
喜平さんは思 ....
ブラインドタッチのせせらぎに
あなたが流れている
まぶたをおろして
まるで ひとりでいきているかのように
真夜中の岸辺は
いくつもの{ルビ蹠=あなうら}を傷つけるという母のおしえが
....
喉の乾きが 君の危機を教える
君は魔王が目の前にやってきたように
逃げ出さずに 悠然と立ちすくむ
そう決戦の時
なけなしのランスを握りしめ
渾身の構えを取る
変わった ....
夕暮れの残骸が
重くのしかかる西の空に
今日は今日も消えていく
名前のない主人公たちの夜が静かに始まり
何かが終わり何かを忘れていく
思い出してほしい
思い出してほしい 誰か
私たちの名 ....
しあわせってなんだろう
しあわせであるのに
なにも聞こえないでいる
僕たちの隙間を埋めるもの
呼吸という反抗
理性という堕落
そしてしなやかな悪意
僕たちはかつての関係を修復することはできない
それは時間に奪われたから
関係は必ずしも修復を望まない
ときに修復は困難をともないその努力を裏切るもの
すべてのものすべての凍った息を溶か ....
女性は素直だから
誰もがその国の文化を体現している
日本人なのかもしれないね
考え方を否定することの無い君も
それにしても
行きつけの中華料理屋には 飽きてしまった
料理は 不思議だ
....
大学合格の連絡をうけて
「おめでとう」くらいしか言えない僕です
嬉しさのかたわらで
ひっそりとたたずむ淋しさを
どうしても感じずにはいられない
卒業式は三月
けれど何かを卒 ....
チャイナドレス食べたら虹色の音楽、ながれでて、君と僕、いつまでも田園調布。
鎖は?あるよ、泣いてしまう、もうニキビが・・・
こぐま!お前は本当にかわいい。たんぽぽが頭から生えている
こ ....
一生 それは現実
今あるものは 今しかない
明日 死んでるかも知れない
そんな現実と裏腹に
今を大切に生きて行く
全身の毛穴から
二酸化炭素が放出されてる
鼻息荒げながら
目ん玉剥 ....
料理によって人を救った。
嬉しい。上手くできた。
誕生日にプレゼントする。
喜ぶ顔が見たい。
苦しんだが良い事をしている。
手紙を添えて
愛情添えて
笑顔を添えて
僕を信じてく ....
ストックをつくりたい
せっせと
余計なことを考えず
動物も集めてる
眠りにむけて大事なものを
足りない という想いは
満たされることはない
まだまだ
まだまだ
その作業は安心 ....
空想の間隙に
読み人、知らずの
文字の
うたの
....
{引用=題名だけの詩のスレッド、
九月生まれの題名たち二○○四年〜二○○九年分より、
今回は取捨選択厳選を重ねまして百二十弱。
もし何かお心に適うものがありましたなら、
基本的にはご自由にどう ....
あなたは  わたしを  たべます
わたしは  あなたに  たべられます
みりみりとにくが  ほねからはがれるおとがします
しゅくふくのかねの ....
柄のとれたモップの毛先から滴りおちてくるのは
汚れた雨だれ
きっと
津波だってそうだね
津波なんて言葉ききたくもないけどね
月なみだってそうだよ
邪気がないからや ....
最低の玩具を持っています
(新しい玩具)のことです
母親およびココヤシの木です
母はさらに成長しますが
ココヤシの木の中には
切られるものも現れます
一方で父親および風呂は
[母 ....
時代はどんどん進んでいく
ぼくはそれに抗おうとするけど
所詮無駄なことは分かっている
それでもぼくは抗う
抗うことを辞めるほど柔じゃない
大抵のひとは驚くよ
スマートフォンどころか ....
{引用=
掠れた息をつくように
ベッドにそっと
言葉にならないものを吐いたとき
その言葉にならないものはすぐ露のように朝の陽にきえた
あの日のあの雲にはもうであえな ....
ド、レ、ミ
だけで曲を作れとしいられて
泣きもしたけれど私が馬鹿だった
そんなの全然不条理じゃない
前世で私が誰かを裏切ったことを
謝れ謝れとしいられて
腹立ちもしたけれど私が馬鹿 ....
「あふれるいのち」
木の若芽
晴れ晴れ 光り光り 朝朝
あいさつするものがいっぱいで
うれしい忙しさ
私より大きなものたち
私より小さなものた ....
ほんのちょっとだから
俺の恋人になって下さい
歯糞ぐらいにすこしだけ
ダイヤモンドみたいにめんどうな好意で
ちょっとだけ
ほんの少しでいいから
セックスさせて下さい
カーディガン ....
夕焼け空の下、線路沿いの道を歩いてると、金網の向こう電車が物凄いスピードで通る度に「嗚呼、こんなのに轢かれたら堪ったもんじゃねーな…」とつくづく思ってしまう
幼少の頃から絡まれてた家の事件のせい ....
いわれの無い 悲しみは
こどもの頃の 押入れの匂いがするから
布団のすきまに押しこんだ
この目は きっと赤
ともだち
と いう響きの電話の声が
「いまから 出かけない?」と ....
人くささが好きです
いえ 何も
いつも 無機質だって
言いたいんじゃ有りません
噛み付かないで 下さいな
過密化内では 揺れが 急上昇
おしくらまんじゅうでは 落ち着かないので
....
浴室にこおろぎがいた
おまえ、どこから入ってきた?
こんなところにいたら
いずれ泡にまみれて死んでしまうよ
ここは地獄のお湯屋だよ
どこの世界にも
ちゃんと生きているつもりでも
なぜ ....
僕はなぜ こんなにクタクタなんだろう
時を飛び越えるほどの情熱で未来へ向かって叫んだわけでもなく
死ぬ気で時間のらせん階段を駆け下りて
あなたへの過ちを償って 過去から戻って来たので ....
透明なくうかん でもそれは海じゃない
本当の声の重さに耐えきれず どこまで貫いて破いていく
俺の周りで灯りに照らされた音が散らばっていく
そういつも 時計の針を回していくのは 心あるときだけ
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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