ghost
楽しい街を抜け出して 遠くから眺めるパレード
近づき過ぎてはいけない 光が僕の姿を晒すから
そして晴れて僕は 生きながら幽霊になった
誰にもばれないように こっそりと消えてやる ....
古いうたのような
夢をみていた
めざめのときは
薄い舌を何枚も層にしたような手触り
嘘も重ねて
私はいます
今日も
生きねばならない
おっくうだと
思う自分に
冬の空気 ....
大学時代、サークルや下宿やバイト先など、様々なところでトラブルを起こし、神経衰弱になって実家に帰ってきたことがあった。私は、冷帯に生えたヤシの木のように、自らの組成と環境との調和を図ることに失敗した。 ....
殺人現場みたいな
コンビニエンスストアが
造られては壊されていく
次から次に
雨上がりに湧き立つ虹のように
美しいこの国の
新しいジェノサイド
電波の届く場所が世界の半分で
残 ....
僕が月面に置かれでもしたかのようなもしくはソリスキーさんの家の庭で凍りついた一番下の子の三輪車のような石に腰をおろす週末に値が下がった煉瓦通りをめがけて奏でる演奏家のアコーディオンのように首を ....
.
「どうだった?」
「なんとも…ひとことでは」
「入るまえに思っていたのと比べて?」
「こんなに誤解や行き違いが多いとは思わなかった」
.
漆黒の{ルビ水面=みなも}をすべる細い ....
午前0時の
すべてのリセット
終末の予告日
それは
終末そのものではなく
死生への
端緒
である
ドアを開けるとそこは青く燃える森
新緑が手招きする
音をたてずに消えるドア
風が吹き込み髪と遊ぶ
進む度に木々が芽吹く音がする
足跡から植物が生まれ枯れていく
手を ....
一年間穿き続けた
パンティを
いよいよ川へ還す日がやって来ました
何度となく
黄色、赤、茶色に染められたものの
不屈の闘志と手洗いで
辛うじて純白を保ったまま
今日を迎えたわけです。
....
ゾウのすむ森
という名の運動場
いちばん小さいウタイは
頭を振っている
振り子みたいに夕暮れ時
歩いてやり過ごす二頭をよそに
空中に鼻をしならせ
耳朶で風を鳴らすよう
右に左に頭を振り ....
充填された
ミルクのような霧の中で問う
片付かない問題を抱えて
森の中
足を浸した水の中に
見たことのない生き物が棲んでいる
勢い込んで走る特急列車に
その側面にこの身を添わ ....
夜たちと
あなたのことを考えていて
朝がきても
あなたのことを考えていた
世界は朝で
わたしは光の這う床に座り
あなたのことを考えていた
あなたの髪の毛や
皮膚や音を
....
夏場に比べ
露出の機会が少ないから
ワキの処理が
疎かになりがちだってこと
俺は知ってるんだぜ
そんな風にムキになって
否定するところが
ますます怪しい
否定したってね
一言、じゃあ ....
過度な
やさしさを
憩わせましょう
つかの間のわき見に
我を返しましょう
欠けても月は元にもどる
満ちても潮は引いてゆく
もっとも深い
日向へ赴きましょう
....
私がこうして何かを書けば
あなたは“それ”を読んでくれる。
きっと、そんなに面白くもない
たぶん、どちらかっていうとつまんない
口語体が多い“それ”を
いつか ....
‐‐‐‐ 悪いゆめより その魚は生まれた
風は
葦原のなか
{ルビ老女=おうな}が こっくり
こっくり
囲炉裏に ゆれている
それは、川瀬の流れに ながされ ながされ
....
単純作業をするはずの機械仕掛けは
作業員を工場の雑務要員として従事させ
四六時中の作動をお守りさせた
切削油の匂いは余所ゝしく感じられ
切り粉は制作の結果と云う輝きを失い
....
この物件はお客様の望み通りの物件だと想いますがと
手を摺り合わせることはしないけれど声はその通りの媚び
確かにぼくが希望した通りの物件だけれど
ここはできたばかりの物件なのかなとぼくは問う
....
ベッドの縁で夜は明けた
琴線は頭蓋骨の中に
そしてそこかしこに
この身が果てなければ
与えられる今日を知る
いまだにそちらを選べない
あきれるような本能からか
....
背中のチャックおろして羊毛ふとんにもぐりこむ
きのいい羊たちに手まねきされたら
なつのチョコレートのように眠っているきみが、ともだち。
(S(HE))
うたうことは すてきだ
そこに 鍋と お玉しか なくっても
共同作業を 続ければ
楽しいもんサ
たまに イラッとするのは
太鼓音を
只管 聞かされる 瞬間だね
苛立ちの鼓動と リ ....
故郷にモザイクがかかる
女子マネがいるとこには負けない
「機知が良い」と言われている
(創傷/創唱)
ことばが砂のようにサラサラ
つぶの気泡になって
おちてくるね
でも痛くない
痛いときはどうぞ
万能なぼうしをどうぞ
きずまみれにしないでね
いつかとけてゆくけれ ....
日本語と言う言語のすごさを私は
知りつつある。
まぁ 自分の命が絶えれば 私の中の思想は
また 誰かに純粋には伝わらないのは
百も承知であっても
その悲しみにきっと打ち勝ってくれるだけの力を ....
夜が消えた、ハミガキ消えた 虫歯も。歯医者に行かずにすんだねコラッ 夜は暗く明るいものをくらますから 虫のオナラの音が聞こえるプゥ〜 目薬を誤って眼鏡にさして あらやだ お腹をすかせすかせてステー ....
子宮がズキズキ痛むのに
ナプキンはまだ真っ白!
鎮痛剤2錠豆乳で飲みほし
カレーでも食べよっかな?
カレーを一鍋一気だぜ☆いえい☆
コビリツキをブイヨンでスープに
の・み・ほ・す☆
....
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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