ゆだねあかす
ときのながれに
ずんとしずみ
ふんといきる
その場に座り込み
明けた空 臨めば
今日も無力、
と書いてある
脱力して
ふぅと息吐き
なんていうことない
落ち葉の ....
革の中に 息を預け
爪の尖は 岩肌を咬む
裸足で感じにくくなったもの
静かに回転する
弦たちと藻
くつ裏の結晶
それでも掴めない寝床は浮かぶ
きしむ涙も
乾ききっ ....
誰かのためという謎の言葉を抱えて
橋から落ちて死んじゃう夢を見る
恋人が、やってくる、事もない
ほらあそこに、地方の神がいるよ
見えるの? 見える。 見えるの? 見える。
蛙の真似をする ....
○「ジェンダー表現?」
近頃の女の子は
「すげえー!」という
「ボク」という
「ふざけんなよ!」という
「やばい」という
○「夫の育休川柳」
「結局子どもがひとり増えただけだった」
....
春は心臓の尖端が
どうしてもやわらかくなってしまうので
君のためにチューリップを画こうとしても
とめどなく狂いゆく遠近法
軽やかな青、
白雲の残影に流し込まれ
この朝の始まりを告げる
僕はてくてく歩く歩く、
あちこちに
白い、赤い、紫の
花たち 咲き誇り
この春の豊穣な世界
輝き出る光に
明けて、開 ....
これは詩というか散文というのか、(書き)つつも迷ってしまうのだが、
、というのも僕は何人かの詩を読んで気持ちわるい、あるいは~わり~いよ、とか過去にコメントしたことがあるのね。ごめんなさいね。そ ....
六月の森に泣く
道化師の
ガラスの涙
こぼれる
すべての助詞
〈をとととがとで とのとへと…〉
遠心力のない世界が
一回転すると
不意に頬よせる
少女の
杏子のく ....
- noon
リカバリーされた
尻尾(が)
井戶を掘る(とき)
覺醒(するのだ)
靜止する
畫筆
乾かない ....
雨はもう一週間続いている
まるでこの先止むことはないかのように
ベッドから窓越しに見るこの雨は
ただただ憂鬱なだけで
自らの症状に重ねてしまう
そして訪れる人がないことの
言い訳として受け ....
自称詩人
子どもたちは
なにも知らないまま
言葉を話して
知識か経験が
子どもたちを
大人の扉へと
いざなう
繰り返しのなか
また
繰り返えされる
*
....
- die Doppelschichtstruktur
ナンだ
ナンですか
ナンですって
ナンだろ
うーん、ナンて云うかなー
....
脆くも崩れる
未来、
ただ恐怖だけ
在り、
古い夢に目覚めて
終わり 始まり
結び付く地点、
僕たち、始める きっときっと、新たに
批評は鏡と云うが奴は私をどう思っていたか
奴は物静かで忍耐強い
小さい骨は折り畳み式のテーブルにあった
何かが起こりそうでワクワクするのが本音だ
ズシンと来るのは経験的に後である
長い批 ....
濃密な青を流し込み
暮れゆく空を
眼差し見つめながら
僕は想う
この夕べに舞う天使たちを
この世界の奥深く躍動する神々を
でも、僕は
貴女たちに達していない
未だ全く
ただそ ....
「私たちのそれぞれにある魂という命は、
宇宙の魂と今もつながっていると思う」
こう書き出した あなたへの手紙。
何気ない今がうれしくありがたい。
窓からの光を見つめて思い出す
たいせつな気持 ....
僕は特別なことはできないが
ほめるということはいつでもできる
今日はあるコンビニのトイレが
いつもきれいなので
レジで店長に
「ここはいつもトイレがきれいですねえ!
便座の裏まできれいに掃 ....
季節風が未練がましく吹きつのり
北野天満宮の梅苑に白梅が咲き始めた
春が来るのか
昨日よりは
今日よりは
明日よりは
理想の 胸に馳せめぐり浄らかな人生を
描いて ....
自称詩人から
発せられた自称詩が
風に飛び宙を舞って
どこか自称詩人から
ずっと遠いところで
自称詩単独で成立するもんじゃねえんだよ
自称詩は何処まで行っても
自称詩人から切り離されはし ....
曇天のど真ん中、
あははと笑う
お爺さん
を見た
大きな眼 ギョロッと
大きな鼻 クワッと
迫る、セマル
漆黒のウネリ
コンビニの脇で
ホットコーヒー片手に
ひとり ....
春風そよぐ今日この頃
皆様いかがお過ごしで
私の方は何も変わらず
いつも通りの毎日です
SNSに打ち込む言葉は
何の彩りもありません
目が滑るような情報に
何 ....
歩く時
地面と仲良くなって
見えないペダルを借りた
いつもより高い目線に
希望が泳いでいて
それを捕まえるために
ペダルを漕いだ
憧れる気持ちが
重力に逆らって
紐なんかじゃ ....
大江健三郎が死んでも
誰も何にも言わないからさ
マジで自称詩投稿サイトだと
再認識させられたけどよ
まあ、一応飼育、死者の奢り、芽むしり仔撃ち
性的人間ぐらいまでは
かなり熱心な読者だった ....
一歩踏み出せば
後は楽だ
とにかく一歩踏み出してみよう
間違っていたら
動きながら修正すればいい
里は何処だ?
此処は何処だ?
内の暗い闇、
ふと 揺らぐ
病みながら高揚し
ゆっくり燃えて
、
外は内から現れ
内は外に在り
内なる貴女は
外なる貴女
高貴な残酷な、 ....
うちの兄は逆子でうまれたらしい。
あたまがついていたので、
たぶん7年後、じぶんも生まれることができた。
タブレットで「お経」を聴いている。
「オオタニ・オオタニ」と世間では騒 ....
心魂に付着した闇色の血液が何時のものなのか思い出せない、長針と短針と秒針の間で削がれていく記憶、瓦礫に埋もれた不完全な頭蓋骨は途方も無い親近感の中で賑やかに煌めいていた―夕刻、イメージは常に無意味 ....
あなたはつづき
かつていた
誰かのように歩き
かつていた
誰かのように迷う
纏っているのは
誰かの悲しみのつづき
そうやって続けていれば
いつかは悲しみ終るかな
いや
....
そしたら
遠まわりをして、
ゆっくりと忘れていこう
したことのすべて、
思ったことのすべて、
何度でもおなじふうにするしかない
春のすべてを
すみれ、れんぎょう、えにしだ、は ....
じんじん 痛む眼だ、今日は
曇天に陽射し 明るみ
時はチクタクチクタク
神経障害にて冷え切る肉、手のひら
手袋被せうずくまる、道の途中
澄んで綺麗な女の人、通り過ぎ
眼を奪われ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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