恐怖を感じるという事は
自らを強く愛している証拠に他ならない
だから、
恐怖は感じていい
だけど、
相手を知らずして恐怖を感じてはならない
本当の恐怖は
知ることで得るものである
....
私の知らない所でどんどんと事は進み
いつの間にか私もそれに吞み込まれてしまう
フィクションはノンフィクションになる
私がいくら違う世界を望んでも
権力者の独断と大衆の多数決で進んで ....
地域で夜桜花見があった
初めての試みだったが
予想に反して100人ぐらいが集まった
若い人たちも来ていた
若い人たちが来ると
場が活気づく
焼肉、焼き鳥、焼きソバ、揚げ豆腐などを
やって ....
議会と
スクープ
答弁の
闇
ジョージ・オーウェルの
動物農場
豚の支配
ヴィクトール・E・フランクルの
夜と霧
囚人を監視する囚人 カポー
誰のため?
何のため?
....
暗闇にさえ晒したことの無かった泣き顔を
いつのまにか磔られた光に照らされていた
片腕を
炎に溶かしながら
人を喰らう鳥が飛び
死にたい者しか外を歩かない
死にたい者だけ ....
分からないというそれ自体に
ふたをしたら死んでしまうよ
分からないというそれ自体を
叩いたら底が抜けるよ
分からないというそれ自体の
美しい 美しい 上澄みを
猫が小さくなめている ....
ポコポコ、ポコポコ
草なびく大地のどこかから
打ち鳴らす太鼓の響きが
聞こえてくる
訪れる春の気配に小躍りした若木が
己を縛る土のくびきから引き抜いた足で
刻むステップのように、軽 ....
俺の袋には何もない
愛を知らないまま死ぬのだ
助けは要らない
足を引き摺って吟うのだ
俺の袋には何もない
あの世で何か見つかるか
ただ濃緑の盃を見る
いやなことばかり言ってしまい
そんな自分の顔をみたくなくて
夜ににげましたひとり
まっくらはこわいとおもってたけど
明るいほうがこわいね
星は遠くにあるからよくて
すぐそばだったらみん ....
夢は辿り着くための靴だ
どの靴を選ぶか
我慢して歩くか
履き潰したら
新しい靴を探せばいい
同じ靴を直してもいい
疲れた足を癒すため
裸足で寝転ぶのもいいだろう
どこに着く ....
低賃金で長時間残業という
蟻地獄から救われないのは
残業代からも税金が取れるからだった
風当りが強くなると
今度は働き方改革とかで
残業させずに仕事の成果は同じで
利益から税金を取ろう ....
新宿の伊勢丹の
いいお店で働いていたときに
うんとお買い物してくれたおばさまの
ぜんぶの指にひかる指輪みて
がっかりしたの
わたしの中には
スニフの落ちたガーネットの谷から拾い
....
ルールを守れない人
注意すると不愉快な思いをする
ルールを守れない私
黙って見逃せないのは周りに迷惑
ルールを守れない闇
注意しないほうが悪いと言いながら
注意するほうも悪いと言う ....
夜空が訳もなく光っている
雨雲の無い稲妻が
わたしの罪を暗示している
人は許されることを愛だと思うだろう
優しさを寛容と取り違えるだろう
幸せを作用点にすれば
全ての不運は過程であると ....
色んな物を スライスしたら
小さな畑が 出来上がる
稲穂の実る この季節
小降りの霰 振り切って
たわわな笑顔
生み出しました
温かな湯気 転がり始め
シルバー達も 仲 ....
夫が怠け者だと
妻は
口うるさくなる
妻が怠け者だと
夫は
酒飲みになる
妻が
働き者だと
夫は
ぐうたらになる
夫が働き者だと
妻は
趣味に走る
夫が
怒りっぽい ....
みおろすこの街の
眺めは最高のイルミネーション、
頽廃のタワーマンションに
どんな正義も眠るころ、
さまよう夜のいっぴきの黒い猫
あなたを求めて黒い影に化ける。
逃げているわけでは ....
ほんのすこし長く
少年で居過ぎたのさ
膨大な時計の回転のなかで
上手くやるコツを見過ごしてしまった
高速鉄道の窓から見える景色に限りがあるように
自分の思うがままに走り過ぎたのさ
ごら ....
気がつくと
地球の上に乗っかっていた
人として
ヒトを殺すこともなく
かと言って
人として
何をするでもなく
気がつくと
地球の上で
地球にしがみついていた
生きる為に ....
足腰が
いたいを超えてくるしい
いたいは
やがて消えるのなら
いたいで済むけれど
ずっといたみが続くと
くるしいに昇格する
いたみやくるしみのなか
....
軽やかに
スキップするように
春がやって来る
足跡を残さず
粉雪を蹴散らし
ヒラリと舞い降りて
きらめきを振り撒いて
薄紅色を撒き散らし
柔らかな陽の光を伴って
テレビが言っていたけれど
PINKの花の咲き誇る情景は珍しいらしい
雨期と乾期と二つじゃなくて
僕らの黄金の国には四季がある
それはとても素晴らしいらしい
....
車に轢かれて数メートル飛ばされる
身体が宙に浮いて、アスファルトに叩きつけられるまでに
時がモーションをかける
記憶の走馬灯、セダンの前を、目の前を、走り抜ける
大事なあの人に ....
東京に住むいじらしい区民や市民
どんな玄関でどんなリビング
カーテンやペットや冷蔵庫
こどもたちの部屋
帰り道の外灯
季節の花が咲き誇る
宙に圧倒的な銀河が
....
海や川は幸せだ
何処かへと注ぎ込むことができる
水溜まりは悲しい
道に水溜まりがあると
足を止めて話しかけてしまう
そしてそこに
私の姿も映る
君を想う
形を無くしてしまった君を
....
風は荒れ狂うものさ 解かるだろう
やがて虚ろな静けさだけが残るって
風向きを変えることはできないし
目的地を変えることもしたくない
帆船ってやつは風頼みの上
腕に頼りもやめられないってこと
....
その言葉を発した瞬間
空はぐるんとひっくり返り
猫もぐるんと伸び丸まって
僕の世界は手のひら返し
みごとなまでに暗転した
まるで訳が分からない
口を滑らせてしまったという焦燥も ....
陽も落ちてしまえば
悲しくもなるでしょう
家路へと向かうリズム感は
若干ズレて歯痒さ残してる
それでもいいじゃない
進む一歩 一歩 は前へ 前へと
帰り待つ人たちが ....
私たちは離散的だけど、連続的だと思える瞬間が、あって、そういう瞬間を恋と呼びたい。
数学の世界を整数から有理数に、有理数から実数に拡張した人たちは、きっとその時、向こう側の誰かに恋をしていた。
○「ボケ老人」
ボケ老人は
ヤクザよりも
怖い!
何をするかわからないから
○「嫌われる」
シャカやキリストでさえも
嫌う人はいたのだ
僕が
嫌われないはずがない
○「威張 ....
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