頭と顔なんて
首の上に乗っていればいいんだよ
そんな風に思える歳になったのかな
女の人の事だけど
胸がふくらんでいて
お尻がバレーボールのようで
そっちばかり目がもってかれてし ....
)男の人ってお尻にも毛が生えてるんだよねー、たけしさん、知ってた?
)なんでお前、そんなこと知ってんだよ
)えっ、やだあ、このどスケベ!
……〇🏳️〇/
通りすがりのあの人の
後ろ姿になに思う
通りすがりのあの人に
恋してしまう今日もある
通りすがりのあの人のこと
想像するのは
通りすがりのあの人の ....
天井から悪口が聴こえる
部屋の壁に人の眼がひそんでいて
たえず見られている
などと口にした
彼女の精神は破綻している
のかな
比べて
彼はその経済が破綻しかけていた
....
「あたしの母はね
父方の祖母といろいろあったらしいの
あたしが反抗するといつも
かあさんとばあちゃんは他人だけど
あんたとばあちゃんは
血が繋がってるから、怖いって言うの」
「そ ....
少年負い易く楽成り難し
一寸の口陰軽んずべからず
少年は傷を負い易く
楽しく成り難い
SNS数行の陰口を
軽くみるものではない
頭蓋骨の中で絨毯爆撃は繰り返され、その衝撃で俺の脳漿は四方八方を跳ね回り、幾つもの白昼夢が同時に展開された、それは不思議なほど幸せな光景ばかりで…俺はきっと薬物中毒患者のように目を見開いていただろ ....
あなたを知りたいと望み
偽りのボクが生まれた
真実は常に残酷で
手に余るエゴに身悶えた
いずれ忘れて薄れゆくと
まるで意味のない慰めに縋ることで己を保った
未だ棄て切れぬ情念に ....
風の内緒話し
鳥の告白
雲の散歩道
白い花は雪の匂い
怖いほど空が近い
妖精の羽音が聞こえる
どれだけ登れば逢えるだろう
頂上に咲く雪の結晶
エーデルワイスの優しい瞳
....
男子はサッカーで
女子はソフトボールが
今日の体育だ
サッカーボールが
よそ見していた顔に当たる
ソフトボールを拾いに
男子の方にやって来た
普段は眼鏡っ子の君の
コンタクトを ....
冬の晴れた黄昏の海
彼の足元に波が打ち寄せる
私は背中に耳をあてる
このまま背中に溶けてしまいたい
おんぶされて見る景色は
夕日の味がした
並んで飛ぶかもめが聞く
「ついてく ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形の
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている
大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
仕事終わりに 君と駅で待ち合わせ
駅の椅子に腰かけて携帯を開くと、電車に揺られているであろう君から
「疲れた。今すぐ甘いものが食べたい気分」
と連絡
考えるより先に身体が動いて ....
ぼくの庭の死者たちがつぶやいている
《今年は雨が少ない……不作かも》
祖父かそれとも伯父か、まだ顔がある
死者たちはざわめく葉影のささやき
裸足で庭を歩けば確かに土は乾いていて
限られた ....
お気に入りのマフラー
手編みのマフラー
私を過去へと繋ぐ
私をいまへと繋ぐ
きっと未来にはあなたと繋いでくれる
思い出のマフラー
あたたかい
もうすぐ寒くなる
誓おうとして言いかけた
言葉を持ったまま
迷っている君が
好きだよ
いつまでも
言い終えないで
それがわたしの
永遠
良い詩を書くには
嵐のような運命を必要とする
詩人は運命という溶鉱炉の中から
金の詩を鍛錬する
生と死をかけて人間を愛せ
生きて生きて生き抜くんだ
ゼロからまたやり直すのはなれているから、と、
涙に塗れた彼女は言った。
その涙がもしも七色に光れば、奇跡は起こるのかもしれなかった。
しかし、そんな奇跡はけっして起こらなかった。
僕は、僕のな ....
2034パラ陸上世界選手権
「男子100メートル競走」
8秒88
「男子走り幅跳び」
9メートル72
「男子走り高跳び」
2メートル81
今大会新しく生まれた世界記録 ....
最後の一粒を吸収する前に切られる臍の緒。
人間がみんな不完全なのは、そのせいかもね。
時代から遅れている
線路の上は日に炙られた枯れ草の匂い
歪んだ電車が走る
腕に時計は嫌だ
なのに
心に繋いである懐中時計は
いつも壊れている
生きている
というのは
そう ....
感性が自由に手足を伸ばし
咲かない花の隣で添い寝する
この体温をどうか受け取って
有り余るエネルギーの宛て先に
誰を選んでも返事を待ってる
自分中心に回る世界を
少しだけ止めて ....
アンティークの囁きに耳欹(そばだ)てて
移ろった時代(とき)にこころ飛ばす
見も知らぬあの人この人
知らない異国のあの時代(じだい)この時代
これは紋章の刻印の入ったシルバーの ....
お陽さまの輝き集めて
袋に詰める
いっぱいにするの
輝きで いっぱいに
するの
それを部屋に持って帰って
そっとそっと 眺めるの
手にとって 可愛がるの
....
乾いた風吹き抜ける頃
地平線の向こう側を想う
手を伸ばしても届かない
叶わぬ夢のような
湿った風とさよなら
水平線の向こう側を目指す
願いはどうしても届 ....
wander alone, drink a little
when I look up to the sky with sorrow
the sun seems to go, silent as ....
あのね、私のお父さん酒癖悪くてね
ひどかったからお酒やめてね
「うん」と頷いたものの
どうして僕が親父さんの償いを
しなければいけないのか苦しんだ
そしてその我慢の償いを
他に求めてしまっ ....
通り過ぎてゆく人々
通り過ぎていった人達
何なのだろう、何だったのだろう?
あれらこれらの出来事が
今は嘘みたいに消え去って
僕は嘘みたいに落ち着いて
ただ目を閉じる、ただ目を瞑る
あれ ....
今夜は満月だから、
月がちょっぴり悪戯をしている。
雲の切れ端に、五色の虹が浮かんでいたんだ。
見えない飛行機雲をすじ引いて……旅客機が空を飛んでいく。
君の住んでいる町でも、こんな夜空が見え ....
時計の針が
五時を指している
終わらない仕事
いくつあるのかな
みんな動いてる
何かを信じて
絶え間なく続く
空の変化を
塗り絵にしたら
黒しか選ばない
呼吸が ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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