もはや狂気が正気になっちまって、俺の日常はどす黒い憎悪と底無しの生への渇望の渦だ、時計の針が過ぎてゆく人生を切り刻む、零れ落ちた断面が冷たい床でべたりと嫌な音を立てたそばから腐敗臭を立て始め、毛羽 .... 愛は灯(ともしび)じゃない
儚(はかな)そうにみえて
消えゆく不安、
うらはらに燃えて
消そうと思うと
強くなってゆくばかり

愛は陽炎(かげろう)じゃない
だから捕まえてみたい
思 ....
幸せも度が過ぎれば悲哀に変わるのだろうか 晩秋に咲く秋桜畑に歩み入る幼児は 人の形をした妖精の様に 背に小さな翼を持ち羽ばたくでもなく花と同化して 二度と私の元へは還らぬかに見えた 気づけば走り寄り強 .... 仰向けになって

受け止める光

顔を洗うまで

両手を出して

何度もすくった

言葉を並べて

伝えたいことは

水に映らない

こだまするだけで
世界中のデブを集めて
デブならではの競技
例えば
睡眠時無呼吸イングや
汗出し(常温級)
プラス方向前屈や2F階段上りタイムトライアル
等を東京オリンピック、パラリンピックに
続いてやっ ....
キスをしてはだめ
罪が感染しちゃうから
もちろん君が聞く耳持たないのは
計算済みなんだけどね

どうせ世界は疫病の箱庭で
アタシたちは肩をすくめるしかない
堕落と背徳の口実に満ちた黄昏に ....
この白いワンルームに横たわりながら
夕べの巨大な富士の威容、像を結び
深まる夜陰に、暫し暫し
わたしは帰っていく

雪降る宇宙の孤独へ
安らぐ貴女の子宮へ
心の奥処のフルサトへ

寄 ....
刈り取られた田に
残された稲がある
穂を失くした稲が
何行何列にもなって
整列している

同じ背丈をした
穂を失くした稲たち
穂を支えてきた
立派な茎たち

彼らもまた変化し ....
背を追われ
背に従いて
青い群れのなかをいく

ゆうべ泣いた
白い顔を伏せ

青い群れのなかをいく

なつかしい
あなたの声にも
少年の顔でふりかえることは
もうない

青 ....
磁石が壊れて
引き合わなくなる

背中を向けた
人たちのように

どうしてと何故を
繰り返す前に

プツリと切れた
空の糸が伸びて

雨が降り
石が錆びて
許さない

 ....
羽も 曇のかけらも息苦しく
空の喉から吐き出されている
水平線に生い茂る咳
白く白く渦まく風


動かぬ曇の歯車が
動かぬままに重なりつづけ
やがて月に照らされながら
 ....
この世界は
空間に
時間を加えて
3.5次元だけど

2次元の平面に
閉じこめられた

3.5次元の世界の情報は

ブラックホールの
エントロピーからの
贈りもの

「ホロ ....
うたた寝する夢を見て
いまだ眠りに就くことはできず
外出するでもなく
読む本も見当たらず
チャンネルを二三は代えてはみるけれど
落ち着くことはなく
ホットミルクを用意しても
ため息などつ ....
夜中に辿り着いたのは
君の家への交差点
部屋の灯かりに導かれ
電信柱によじのぼり
電線使って奏でよう
想いをのせたリフレイン
ビンビビビン

変圧されても変わらない
一緒に居たい情熱 ....
アテは無い

行く手には濃霧

今にも降り出しそうな中を

「前に」向かって歩く

昨日も同じだった

「今日」も既に半ば 同じことの繰り返し

明日もきっとそうだろう
 ....
――それはつかの間の夢

知っている けれどやめられない

この透明な翼 捨てられない

飛んでいるのは空ではない



――飛んでいるのは空ではない

知っている けれどやめ ....
空っぽのポッケに突っ込んだ

両の手が凍えている

空っぽのこころに突き刺さる

午後の陽射しが痛い

いつも探しているのは暗闇なの

もぐりこめるところなの

私を隠してくれ ....
{引用=  夜になると訪ねてくるものがある 尾形亀之助}


それは聞いたことのある話だ

よくある事なのだろう



 赤い毛布に{ルビ包=くる}んだ身体を横たえ

 {ルビ泥 ....
木漏れ日がゆらゆらと揺れて
子供達の飛び跳ねる声が木霊して
聖歌隊が通り過ぎる

微睡みの午後三時、

萎び俯く花々は
遥か地平から流れ来る
真っ白な鰯雲の群れたちに
ゆっくりと包み ....
書き溜めたポエムを
彼女たちは読みっこ
恋もしたことないのに
恋のポエムをドキドキしながら
読みっこ

ハノイの広場にて


ソクラテスが恋人と語っている
胸の高鳴りを抑えなが ....
マカロニと申します
ペパロニではなくて
マカロニと申します

身を捩れば無限大の
シンボルにも見えて
メビウス感が増して
深淵な雰囲気だって
醸すことができます

だけど日常は日常 ....
鉛筆が折れて
分かったことは
書き出した言葉じゃ
使えないのよ

僕たちが
会話をする間に
目の前で生まれる
仕草や歌が
スパイスになって
今を生きている

みんな思い出せ
 ....
占い師がことわざを並べる
不安と喜びを並べる
砂漠に足を取られ
森の落ち葉を踏み
気が付くと稲荷神社
夢を見ていた
忙しく孤独な夢を
すすきの穂に誘われ
欠伸のその先に
狐が跳ね ....
月夜の庭は何処も
ボールルームになって
妖精のドレスは赤く温かい
いつか触れてみたらいい
今夜の舞台はシクラメンの妖精
ふわふわとみんな嬉しそう
永遠の命の中で花はとても短く
忘れな ....
まるく白い
夜空の星のような
あられが降る

いったいどれくらい
落ちてくるのだろう
星の数だろうか

アスファルトを
白く塗っていく妖精だろうか

手のひらで溶ける星たちは ....
人体のダムが注意報を出したので
放水せねばと小宇宙(コスモ)へ入った
ペルセウスの匂いが微かにただよっていて
一瞬くらっとなる

鳶が窓を開けていたので
冷たい風が元気に流れ込んできていた ....
肩に置いた手は
音を立てない

悲しみに向き合う
人のために

言葉よりも深い
場所に立って

良くやったんだ
もう休んでね

震えるくらいに
伝わってくる

硬い体が
 ....
陽気な秋のお天気

奇跡的に悲劇は遠退き
吹きさらす葬式のような冷気
ずきずきと傷が泣き
いまは無き敵

薪をかき集めて歩き
火を焚き一息…

陽気な秋のお天気は好き
もう平気! ....
一条の線となって差し込む光、
意識を遥かな過去へと運び
わたしは光の渦のなか
次第に何処にも居なくなる

郷愁と憧憬だけが木霊して
今日は寒いね
手をつなぐ口実
でも嘘じゃない
風は冷たく吹きつけるから
寒いのは本当

でも手をつなぐ為の口実でもある
誰よりも傍に居られるのなら
日常のどんな事だって口実になる

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
真夜中はマシンガンのビートでホロウ・シカ...019/11/22 0:47
激愛の歌(タイトル仮)足立らどみ019/11/21 22:44
秋桜の中でしょだまさし1+*19/11/21 21:17
騒めきミナト 螢219/11/21 21:13
デブリンピック花形新次219/11/21 21:08
七パーセントの野蛮もとこ3*19/11/21 21:07
フルサト(改訂)ひだかたけし319/11/21 20:59
残された稲mmnkt319/11/21 19:11
朝霞ryou6+19/11/21 16:50
突然ミナト 螢2+19/11/21 15:29
あかり はじまり木立 悟319/11/21 9:44
ホログラフィー回路st519/11/21 4:07
矢の如くにはあらずとて坂本瞳子2*19/11/21 0:51
電線ギターイオン019/11/20 22:45
或る散歩もっぷ0*19/11/20 22:42
或る夢0*19/11/20 22:40
東京ゲーム1*19/11/20 22:38
Nosferatu墨晶4*19/11/20 21:41
夢幻ひだかたけし619/11/20 21:22
恋ごっこナンモナイデ...3*19/11/20 21:04
マカロニ・インフィニティブルース瀬戸...3*19/11/20 21:02
学びミナト 螢2*19/11/20 21:00
晩秋の幻想丘白月219/11/20 20:43
妖精の舞踏会019/11/20 20:42
雪のたね219/11/20 20:40
放水mmnkt1*19/11/20 19:39
YELLミナト 螢1+19/11/20 17:08
あきすき幽霊0+19/11/20 13:29
ひだかたけし2+*19/11/20 12:40
嘘じゃない卯月とわ子319/11/20 10:24

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