久々に訪れた病院の園庭は、
十数本の桜の木が
無数の赤い蕾を膨らませていた。
その生命力 ....
どこへ いこう
故郷も 青も
霧に 埋めた
迷える この身で
暗い 一節を
夜陰に こ ....
みんな死ぬのになぜ泣くの?
この大宇宙からみたら
うどんもスパゲッティも同じ
80 ....
降り注ぐ雨が
掴み切れず指をすり抜ける
落として来たもの
空がやけに広い朝焼け
終わりなのか ....
月の横に大きな鯨が浮かんでいる
ちいさな星や人工衛星を食べて生きるまぼろし
ごちそうさまの煙 ....
人生、いつまでも
学生のノリで
過ごせると思ったら
大間違いだぞ、てめえ!
えっ、そのキ ....
はるかぜの
はるか野山に吹くときの
おなじチカラでビル風は吹く
笑う声
じっとして聴 ....
誰かの幸せに
揺さぶられても
自分の思い出
輝く時は
大きすぎる手に
五本指足りず
....
先生、それならどうして
教科書にそれが
記載されていないのですか?
いいかみんな
歴史の ....
詩とは何かの答えがどうにか出るたびに
間違っていたのではないかと思考停止して
それはそれは本当に ....
人生が一枚のキャンパスだとしても
俺は絵描きにはなれず
絵は苦手で下手くそ
それでいて、嘘 ....
自分の夢が
現実になろうとする
現実になった
今までの経験が繋げた
夢へと伸びてゆく道
....
磨り硝子の向こうをよぎったのは
夜を飛ぶ鳥なのだろうか
それとも
地に落ちていく誰かの ....
取り柄なんて何もないし
いたって目立たない人間
脳みその出来はわるいのに
考えてしまう性格 ....
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