あふれ出る
光の速さで楽園を
堕ちて、あなたの、胸に飛び込む
じぶんさえ
....
昨日
ボクは死ぬ予定だったのに
死ななかった
明日からまた
キミは誰
って問われ続ける
....
宇宙は雪降り
街は冬晴れ
燦々と照る
太陽渦巻き
宇宙の渦巻き
俺は聴く
銀河が
旋回 ....
人に言えない病を抱え
ぐっと歯を食いしばる
漢方薬は美味しい訳も
当然ない、当然ないにも関わら ....
真昼の月の下を揺蕩う時
水平線に愛は溺れていく
電子回路による観測情報は
役に立たない事後 ....
釣り合った天秤のように厳正
呼吸の仕方を忘れてしまいそうであっても
不意に竜巻の怪盗が訪れよ ....
傍から見ていると、僕が一人で沢山の沢山の人と綱引きしているように見えるかもしれない。
で ....
自称詩人は
生まれながらにして
脳死状態なのに
生命維持装置無しで
ずっと生きている
家族 ....
その理由はテレビ番組
京都が好きだ、でも殺人も好きだ
山村美紗サスペンス 京 ....
降り始めた雪が
肩先に触れるとき
人々は誰かに愛を告げ
別れを告げる
手のひらで溶ける冬 ....
昨日、彼氏を殴った、
夕飯のあと、背中を 目いっぱい、殴った。
そんな想像をした。
そうと ....
僕は
何も出ない器を 逆さにして捨てる。
埃だらけの手紙を、もう捨ててしまう。
ライター ....
餌をつけた針をゆらり
次の瞬間に竿はしなり針は
川面に静かに滑り込む
....
床を軋ませる
裸足のトゥーシューズ
今まで支えられてきた
身体が揺らぐ
これからはきっと ....
たくさん寝ても 眠れなくても 壊れていく脳細胞
浮き上がる 黒い鉄板
その上に ラムちゃん
緑と黄色と黒がトレードマーク
そんな彼女だった ....
揺れている時には揺れず
揺れていない時に揺れている
空箱の重なりのなかの本
....
雨の集まり
光の素地
光の葉が泣き顔を隠し
涙の代わりに光を流す
....
指先から春になった、わたしは大好きな歌を口ずさみながら、
誰もいなくなった地球を歩いている。
夜 ....
星を見たり、草を触ったり、花を愛でたり、季節を感じたり、光を浴びたりできるのに、私の心はなんで満 ....
滅んだ星の美しさに、涙を流すから物語は続くんだね。
どこにも行けなくなった天体。強く正しい力は ....
殴り続けた傷口は紫色に膿んで
吐き捨てた唾には汚れた血が混じっていた
敵など居なかった
敵 ....
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