ホワイトタイガーは
人間一人食っちゃったぐらいでは
何のお咎めもない
何故なら色が白いからだ
....
恋人は路地裏をゆく冒険者
恋人の地球をはみだしがちな足
恋人の瞳で暮らす小人たち ....
雪が降っている感覚に、薄目を開けた
凍りつく湿度と、ほのかな光を感じる
雪の一片一片には
....
足が寒くて目が覚めた。寝ているうちに片足が布団から出てしまったらしい。なにか不安な夢から抜け切れない ....
クロワッサンの
生地を丸める時
過去と未来を
決めなきゃならない
左に置き忘れた
....
もう30度は超えないだろう最高気温は
20度を割り10度も割りだす日は近い
それはいたっ ....
半球を描いて
鰯雲が流れていく
哀しい目の名無し人は
気付けば人波に逆らって
鰯雲の後を追う ....
ゴミで埋もれた場所にしか
居場所を見つけられない僕らが
月面探索隊に選ばれた
四人で集まる ....
○「酸欠」
大都市東京は
酸素が薄かった
たくさんの人と車で
酸素が不足していた
田舎に帰 ....
空を横切るシャボン玉に映る
街は水槽の墓場みたいな
プランクトンを浮かべた光だ
高層ビルが ....
やあ ちゃんとした挨拶から始めたいところだけど
今は時間がない
とりあえずポケットの中の物を ....
ある日ふと撮った
何気ない景色が、何気ない仕草が
急にかけがえのない思い出になる
いつ ....
どうしても息は吐かなくてはならない
そのせいで
どうしても息を吸わなくてはならない
肺とい ....
何もかも輝いて見える日常の幸せばかり舞い込む魔法
山の上の畑まで一時間かかる毎日だから体力もつ ....
温泉に浸かっていたら、スキンヘッドで毛深く、恰幅のいいおじさんが浴場に入ってきた。少しうんちしたくな ....
加筆訂正:- 失望した/間村長[02:06]
- 北京原人をネアンデルタール人に修正しました。
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