チョコレートの包みを開けた。
舌の熱で溶けて口の中に広がった。
みんなにも買っといてやる ....
どんなに大人になっても
悲しみや苦しみをやわらげることなど出来はしない ....
極道にも夢があり
極道だってポテトチップスをたべる
極道だって恋を恋して
鉛筆を舐めて可愛 ....
たくさんのしあわせをありがとね
かかえきれないほどありがとね
つたえきれないかんしゃのきもち
....
神様、その時が来ましたら
お願いがひとつあります。
その時は暮れゆく西の空に
黒沢映画『用 ....
ねむたいのを堪えて
あくびの涙みたいなのをたらして
ぎりぎりと勉強する
ルーレ ....
夜には確かに
黒い雪のような
質量がある
この部屋にも
だんだん
だんだんと
降り積 ....
秋色に染まった街の
坂の上の教会へと
つづく道は
きみが教えてくれた
思 ....
カミングホーム、酒瓶の花束もって
今、くたびれた部分を
体のどっかにかかえて
ひきずり ....
バスを待っている
時刻表をじっと見つめながら
赤いバス、青いバス、何本ものバスが通り過ぎ ....
座(すわ)ろうとすると
私の椅子に浣腸の指が
置かれて居て座(すわ)りづらかった
しまった旧石 ....
制服のふたりがイヤフォンを分けて
同じ音楽の風に乗ったまま
片耳を横切るかすれた予鈴
真ん ....
もう
これ以上先には進めない
そんな行き止まりに遭遇してしまう
人生
その途上
その時 ....
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