雨上がりの街を歩いた
露出の多い服が肌寒く
季節の変わり目に吹く風が
取り残された私の体温を奪 ....
しかし バンコクの空港から 歩いた風景
僕は バンコクの道の続く その外に押し出された
アスフ ....
よく晴れた十月の午前
山の上の一軒家にひとりで住んでゐる松倉さと子さんのところに
....
新妻は義母に会いたし秋高し
故郷の見えなくなりて雁来たり
わたしの道はどこまでつづくか
知らない
似ている
女の人の道なら
見えるかもしれない
....
こっくりとした
黄色の満月が
ぽっかりと浮かぶ
十月の夜
すっかりと冷えた
心を温 ....
崩れかけランプを乗せた新幹線が、反対側のホームから発車します」
車窓から覗く崩れかけランプは、横目 ....
NIZZANブランドって
NISSANブランドのパクリみたいだな
仕事の道具を載せる自動車じ ....
母の手は魔法使いのように
何でもできた
欲しいものを
何でも作ってくれた
「母の ....
滑り台を逆走するような
登り坂の多い道を辿れば
遥か向こうで石を積み重ねた
表彰台が見える気が ....
ブランコが
風に
揺れ
止まったら
音も
止む
ブランコが
止まっ ....
女の人の産道を通り抜けて
その人の股間からこぼれて落ちた
日の記憶は何もない
それ以前の自 ....
僕は責任逃れのために
何度も嘘をついた
巧妙ではなかったけど
バレないように知恵を使って
....
14rows, 1.01sec.