幽霊に触ったことがある、と話してその日は家に帰った。心の隅にざわざわと騒ぐものが現れて遅くまで眠れな ....
眉をひそめる
これはどんなときだろ
すれ違った人たちの
表情を集めて図鑑を作ろう
増えて ....
待つのは嫌いだ
心が塞がれてしまいそうになる
ただ待ちぼうけを喰らうだなんて
随分馬鹿にされた ....
マイネルのカホンがうんとある部屋は
砲塔に飾られた神殿
咳が止まらない
不明の夜の入った缶 ....
自称詩は
自称詩投稿サイトに
ゴミのように
放り込まれ
次から次へと
上げられるゴミくず自 ....
....
その日、節子が静江の家を訪ねたのは件の男の後日談を他所から仕入れたからだつた。まうこんなことはよしま ....
好きすぎて噛んじゃったのかな?
鹿児島市平川町 平川動物公園のホワイトタイガー
お兄さん死ん ....
細胞が音もなく引きちぎれて、消滅と分裂の繰り返しが体のすみずみを満たしている。一年後、五年後、十年後 ....
萌え出ずる世界を
連想するかの如く
ウキが描く軌跡は
花びらのよう
あと半分で完 ....
俚諺
…た、たぬひこ?
なんや、おまえかいな
もっとこっちき
なんでだまるん
....
泣き声に驚いて、振り返ると
君はその夜も凍っていた
孤独の両眼の、睫毛の淵から
にじむ涙を ....
カラオケで君は昭和の歌ばかり今とは違い魅力ある歌詞
目の前に今しかなくて過去はない未来もなくて ....
玄関まで水が迫っているのでどうしようかなと考えていたところに、甲斐さんがボートで来た。そこら中で孤立 ....
けだるさの中で空港についた日だった
僕には連れも出迎えもなく 一人
何も照明のあてられてはい ....
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