つばめが
高いところに巣をつくり
高いところでたまごをあたためているのを
不幸な人も
幸せな ....
海鳴りとは違う何か
僕の胸の裡で雲のように高まり
やがて激しく満ちてゆくもの――レイン
....
うずうず、
嫌なことがあって、落ち込むって気持ち良い
覚醒剤、コカイン、アルコール
警察を見る ....
忘れられた歌が戸を叩く
風が酒乱の男みたいに木を嬲っていた
(何も知らない子どもがゲルニカを ....
自称詩人の存在など
知らなければ
平穏な日常生活を送れたのに
知ってしまったがために
自 ....
涙のマークから帽子を脱ぐと
水玉が浮かぶ空の上には
無人駅を繋ぐ線路だけが
星の明かりを頼りに ....
孤独だけど
今が一番楽しいのかも知れない
今更子供なんて作る気力もない
孤独だけ ....
ありやだんごむしや
死にかけのががんぼを
かたいほうきで蹂躙していた
掃除していた ....
美しい花の名が
記憶の書架にある
わたしは優しさを
はき違えないように
静かにそれに水を ....
方向や統率を取るために、生まれた隠喩は
つまりは説明の為の隠喩だ
しかしこと細かく説明すると隠喩 ....
子供の頃は不潔だった
風呂が嫌いで一週間入らないなんて普通だった
毎朝、顔も歯も洗わなかった
....
思えば人はこの上なく恵まれている
余程の運をなくさない限り他の動物の食材にはならないのだ
な ....
いかにも軽い!という感じ
こんなに軽い感じの大統領は
史上初ではないだろうか
こんな人に世界の ....
死にたい!死にたい!
と思いながら放浪していた
無職の引きこもり青年が
止めに入った将来性ある ....
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