あの時 波が引いたとき
おびえたのは僕のほうだった
数をかぞえる臆病な胸のうちを
たぶ ....
朦朧とした意識で右も左もわからぬ中
手探り状態で旅して回る
それでも輝き失わなかった
ギンギン ....
先生今日もジャージ?
そろそろ匂うんじゃない?
彼女に洗ってもらってる?
いないんだ~だっせぇ ....
ひとりで ずっと待っていた
帰省先で亡くなった男性が住んでいたアパートの
部屋の畳は思 ....
詩が書けなくても実質何も困らない。
駅構内のトイレ。個室の壁にマジックペンで落書きした卑猥な言葉は ....
紙ヒコーキを飛ばす
君といっしょに。
すべるように飛べ、青空へ向かって。
....
今まで無傷で生きてきた訳ではない
寧ろ当たり前のように日常的に傷ついてきた
だからと言って誰 ....
きみのかあさんになりたい
お洋服を手縫いしたり
陽に透けるきれいなゼリーをつくったり
おひざに ....
それからいかがお過ごしですか
墓石の上に揺らめく陽炎を眺めながら
あなたのことを思い返してみ ....
結愛ちゃんは衰弱して死んだという
イブちゃんはもがき苦しんで死んだという
小山は二十歳だ ....
あかいほっぺを見て笑う
ぷっくりほっぺをつっついてみる
黒いおめめは透き通り
....
やりがい
賃金
社会貢献
転職前
頭の中では様々な葛藤が渦巻いていたような気もするが
....
金がないモテない
才能がない
人生に行き詰まった人間が
"詩人"という響き ....
香り咲く こぼれる笑顔 拾わせて
走り去る 後ろ姿 拾わせて
発する声 楽譜の ....
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