地獄行きの鈍行に乗って
四月の待つ駅に向かった
緑色の鋼の橋桁
猫が歩くだけの昼下がり
....
山育ちの子が海を知った
知らなければその深さも大きさも
わからないまま死んでいく
たった一日の ....
ジョギング大会の後に
自分自身を慰めて居たら
庭の三本の木が焼けて仕舞って
大変胸が痛んだ
....
被告弁護側が
無罪を勝ち取るために
犯行時被告は
統合失調症だったと
主張することについて
....
昔、昔、昔、私は一人の馬だった
昔、昔、私は一頭の人間で
遙か未来は七色の稲光
先ほどまでは一 ....
文学と時代?
環境に左右されない文学?
地球外知的生命体の文学は?
やはり、本能ベースなのか? ....
卑近承知。そう書かなければ身は持たず誠に狡賢い。しかし、書けばなお狡賢いが、口上は早めに切り上げるの ....
透明感のある灰色の空の下
遥かロンドンの地にタイヤ
ジャガーxj_sクーペに男が乗り込む
....
日進月歩でどんどん進化しているスマホ
と
日増しに老化している俺との間に
大きなストレスが発生 ....
気になることがあって
眠れない時は
どうすればいいのだろう
酒を飲んで忘れる
いっぱい汗をか ....
近所のスーパー銭湯に
生ジュースを販売している場所があって
そこの女の子がうんこみたいにかわいい ....
朝、息は白く冷たい
夜雪が降り、ウサギの足跡はついた筈だ
心の中の鉛は骨に入り込んでいる
だが ....
僕がsと外苑前を歩いた土曜日
通りは肌寒い 春先で
人気のない暗がりの道で地図を頼りにした僕 ....
あなたの鍵を青く塗って海に投げた
波の泡が飲み込んで
見えなくなった
別れた日だった
わ ....
重ねて 重ねて 重ねて
愛を忘れないように
不器用な口づけを
少し遠いティーカ ....
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