[9]吉岡孝次[2011 04/10 19:11]
アに行ってみた。
閉店時間まぎわのアナウンスがなされていたが、店内には
いわば帰宅難民とおぼしきひとたちが多数座り込んでいた。
「シャキッとしろよ!」と今は言わなくて良かったと思っている。

小用は結局、別のビルの開いているトイレで済ませた。
そこにいたるまでの地下の階段・通路にも座り込んでいるひとたちがいた。
鉄道運行の再開を待っていたのかは、わからない。

とはいえ、連れだって会話しているのを聞く限り
徒歩組の方は意外に元気で
ただ、車道で頻繁に鳴る緊急車両のサイレンが
(救急病院の傍に住んでいて慣れっこなはずの自分に)
不慣れな不安を段々と覚えさせていた。

荒川にかかる橋を渡り、地元に着いたのが午後11時頃だったか。
ここまで来たら人だらけの大通りをなぞる必要もない。

(自転車を持たないので)休日にいつも歩き回っている街路は
夜だし、静かだった。
その静かさに安心したような記憶がある。
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