[146]ハァモニィベル[2018 04/16 21:48]★3
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アンとダルシアは、ある日
広い向日葵畑の一角で、よちよち歩いているヒヨコと出逢った。
アンが目にしたものは、まさしく黄色だった。
何本もの太い茎のなかへ迷い込んでは、また道に出てくる
心配したダルシアが後を追ったときには、一足遅く
もうその黄色は緑のなかに見えなくなっていた。
アンとダルシアは、緑をかきわけてその黄色を探した。
やがて、そこは池なのか沼なのか、
水面に小さな黄色がぽつんと浮かんでいるのをみつけた。
ピィーヨ、ピィーピィー 俺は。腹を抱えて笑われた。
そうかい、イルカみたいかい?
背広から背ビレを出した大人びたイルカの泣き真似をする。ピィー
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