[110]
渡邉建志
[2008 04/27 12:58]
☆
新緑のさざめきを頬に
立ち止まる時の隙間
宇宙にひとり惑うとき 傷みは
静かな海の浮標
星々の旅のはてに
私に似た君と 出遭うだろうか
少年の瞳と遊び心を持った君
扉の向こうにはあたらしい時間
八重桜咲く駅から
新星号に乗れば
闇にかすれた夢がある
夏の色が少し混じった春の風と
空をゆく白い雲の翼
sage
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