作者からのコメント
一筆で描く小舟や草かすむ
*
行く春や鳥啼き魚の目は泪
に心をオーバーラップしていたら
午前中、新宿から乗ったロマンスカーのなかで
浮かび上がった十七文字。詩の凄さというのは
名作を読むと芸術の域をこえているとつくづく
思います。
では、詩はなんなのかというと、わからない。
あえていうと、わかったと思った次の場面で
まったく違う見方を常に用意してくれてる理
(ことわり)のような何か(よくわかっていない)
文学に近いのかな?
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