作者からのコメント
ある夜、睡眠薬がきかなかったので、ベッドの中で鴉の句を作ろうと思いました。ひとつふたつかんがえついては明かりをつけて書きとめ、また明かりを消してベッドに入り、またひとつふたつ考えついては明かりつけて書きとめ、ということをやってできた16句なのでした。俳句の順序は、「鴉」という季語の意味がどんどん失われていって空虚になったらいいなと考えつつ並べたものです。「鴉悲しまず」と「海に山に」は若山牧水の短歌の本歌取りでもあります。m.qyiさんが好きといってくださった句は、私もわりかしきにいってるやつなので、嬉しいです。ありがと。
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