ポイントなしのコメント
[渦巻二三五]
全体平板な印象でした。 「キラキラ」という語が何度か使われていますが、あまり多すぎると思います。 景色(の光)を描いたところ、それに想念が重なっているところ、「わたし」の行動が書かれているところ、それぞれに違いというかメリハリがあると面白かったのではと思いました。 私も、雪をかぶった用水に足つっこんじゃったことがあるんですが、そういう滑稽なアクシデントに遭っても我に返らない「わたし」に、なんというか不自然さを感じて、でも、それも作者の狙いのうちなのかな、と考えたりもするんですが。 現実にある風景なのに、「わたし」は常に絵空事の中を歩んでいるような人ですね。 ---2008/04/20 22:26追記--- 「屈折率」という詩がもとにあったのですね。 恥ずかしながら知らずに読んでおりました。 引用が書き加えられて、だいぶ読みやすくなりました。 私は生まれ育ちは東京ですが、結婚して長野に来ました。 もとよりおっちょこちょいなもので、当初は雪のあるときに車をよけようとして用水に足をつっこんだりしたものです。 夫以外頼る人もない土地で、少し寂しい思いもしていたころですから、それはもう情けな〜い気持になりました。 あたりまえといえばあたりまえのことですが、同じ体験も、それまでの過ごし方によって印象の変わるものですね。 長々とごめんくださいませ。 「平板な印象」などと言いながら、なにか謎を含んだような、どうも気になる詩でしたので、つい思ったこと書かせていただきました。
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