ポイントなしのコメント
[佐々宝砂]
短歌なのだから季語がいつの季節のものかは気にしなくてよいのでは。あるいは、俳句であるとしても、夏に冬の季語で俳句をつくっても別に問題はないと思います。「枯れ尾花」は枯れススキのことですが、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という古川柳があるので、「君去れど」のあとに「枯れ尾花」があると、古川柳を知ってるひとには、「君」が死人であるようにも感じられ、むしろ「月の影」より「枯れ尾花」の方が面白いのではと思いました。 わからないのは、「甘さけの香」という言葉です。どういう意味ですか。はじめて目にしました。甘酒ですか?まさか。 それより気になるのは、行分けしている理由。しかも一行アケで行分けなので、なかなか空間的に広くなってます。なんのためにそういうことをしているのか知りたいです。別にそれが悪いというわけではありません。プル式さんの作品をみたところ、自由詩も一行アケになっています、どうしてそうなのか知りたいのです。もすこし字が小さいサイトならそうでもないけど、ここは字がわりと大きめなので、空間が大きいと、私、うざいって思ってしまうのです。携帯から見るとさらに一行アケがうるさいです。しかし必然性があってやってるならしかたないかーと思うのです。 追記。 別に私の言ごときは気にしなくてよいと思うのですが、ええと。そもそも言葉を変更したのですから、表記の変更ではなく、語句の変更ではないでしょうか(別に表記でも間違いはないのですが、表記の変更というと、「ひょうき」と書いてあったのを「ヒョウキ」に換えたみたいな印象を、私は受けます)。 「甘さけ」が本当に「甘酒」であるとは思いもよりませんでした。「甘さ」と「色気」の合成語だくらいには感じないでもなかったのですが。行間があれば行間を読み取りやすくなるということはないと思いますが、私の読みがあまりにも甘いのでしょうから、気になさらないでください。 そして、私なぞに謝らないでください。自分の作品に誇りをお持ちください。
戻る
編集