ポイントのコメント
[もぐもぐ]
再度読み返してみて、最初の何作かも好きなのですが、中でもこの、命を熱と捉える形象がとても美しく感じられましたので、ポイントします。
詩的な表現は苦手ですが、敢えて下手な表現をさせて頂きますと、私は小さい頃「宇宙」の表象をとても恐ろしく感じていました。何ものも存在しない絶対零度の空間。無。生身で放り出されれば、一瞬にして凍りつき、或いは沸騰して、死に至ってしまうような場所。
しかし、宇宙の美を語る人も居ます。「地球は青かった」。宇宙を怖がる私も、やはりここには一つの美を感じます。
零度の空間の中からこそ、光輝いて見えるものもあるのでしょう。宇宙を表象することで、そこから逆に読み手そのものが照り輝く、そうした詩は、確かに一つの、究極的な美の形態であるのかもしれません。
戻る
編集