ポイントのコメント
[服部 剛]
重いテーマの詩でありながら、心地よい読み応えがあるのは、
やはり筆力でしょう。3回位?の繰り返す構成が、
読者に説得力を持って迫ってくる作者の感情を伝えています。
各連それぞれにいい描写がありますが、
>ポエティック・メランコリー・シンドローム
> ふたたび あなたのせいで
> 私は眼を開かされる
> (やはりこの世界もまた)
> (ひとつの出来損ないの詩に過ぎないと)
>夜
>ひとつの恋情が夢の中で合唱する
ここは特に印象に残ります。
偽りの無い独白詩を、読ませていただきました。
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