ポイントのコメント
[石原大介]
まいりました! かっこいいです! この作品から僕はまずなにより、「肉体の充実」を強く感じました。エロスとか言ってもいいのかも知れませんが、かならずしも作者の意図の中心ではない気もします。「ぼくらはいま涼しい東京で、悪い気はしない。」とか、「すべては運動で、そしてぼくらはひどく気まぐれだ。」などの繰り返し差し挟まれた行間に、ジョン・ケージの散文(僕は彼のキノコへの愛に満ちた眼差しが大好きです)のような風通しのよさがあって、とても春らしい、良いここちがします。「新しくなることについて考える昼すこし前の柔らかい光だ。」というのはほとんど禅の境地とでもいったところでしょうか?  nm6さんのクールなオブセッション。大好きです。これからもどんどん「後回し」してください。注目してます!
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