ポイントのコメント
[呉汁±]
“光合成”の1語がそれまでの流れに対して異質の感がある。そこだけなんか硬いような飛び出たような。思い入れがあるのだろうけど、(最後の最後にあるだけに)この語砕いてみるのはどう。
・・・というか、なぞなぞ風になっているんだ。「目覚め」「輪切り」と見てみて思った。それで“種明かし”があって“謎かけ”の部分が生れてくるような感じ。これは“面白さ”は増すけど“(読ませの)深さ”は損ねるかも知れない。
全作品言葉は十分生きているけど、2、3毛並みの違う“語”が混じっているよう。思い入れを感じさせる反面不調和でもあるので、狙っているわけでなければ、全体としての迫力を考えた方が良いかも。始め方が素晴らしく、まず読んでみたい気にさせるものがある(これ大事!!)。
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