ポイントのコメント
[朧月夜]
詩自体にはしんと来たので……五行歌という以上、やはり五行に収めるべきかなと思うのです。五行歌のコミュニティーには以前参加していたこともあり、じつは五行歌は「五行」ということにすらとらわれない、ということは目にした記憶があるように思えます。現代詩フォーラムにあっては、こしごえさんが普及して以降、五行歌という形式が急速に広まったようにも思えます。それは現代詩フォーラムの息を吹き返したようにも思っているのですが……現代詩フォーラムにおいて、独自の五行歌の形式が広がっていく、というのはどうなのでしょう。それも悪いとはわたしは思いません。ただし、わたしの認識では、短歌や俳句などの形式にとらわれない、「定型詩」の「新しい形式」が「五行歌」なのだと思っています。自由詩の「収束」としての形式が五行歌では、たぶんないのです。現代詩フォーラムにおいて、ひだかさんの五行歌についてそう思うものではありませんが、自由詩として収束しきれないゆえに五行に収めた、それを「五行歌」と称する、というのはやはり安易であるような気がします。五行歌を綴る作者が、「何を切り捨てたゆえにそれを五行歌と言うのか?」というのは、個人的にはしっかりと見つめておいてほしいことのように思えます。
戻る
編集