ポイントのコメント
[アラガイs]
拝見いたしました。旅立ちの詩。病院という空間を中心にして言葉が置かれていて、後半の表現はいいのですが、特にこの詩の肝と読める〜始まる命と終わる命が、手を振りながら、点滴よりも静かに、空を見上げてしまう。どのような認識で書かれたのかは存じませんが、これを読めば人の誕生と終焉が同一視されて読めてくるのです。誕生とはこれから先の希望でもあり、また終焉とは、その希望の幕を閉じることだと思います。このことを宗教や哲学的な観念の解釈でどちらも同じ旅立ちへの希望である。と捉えたなら、それはもう、この詩では読めきれないくらいの内容を伴った長さが、前段では必要になってくると思われるのですね。そこが少し残念な気がいたしました。
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