ポイントのコメント
[澤あづさ]
詩はこのように、ありがたいごちそうをいただくように?み締めて吸収するのが、一番いい味わい方なんだと思います。 わたしはこじつけの解釈で詩を弄んでしまいがちなので、この批評に感動しました。 没頭した情景を実体験のように仔細に描写した、批評の文章そのものが美しく、 「だからこそ わたしには この詩は 必要な詩だったのだ」 ということばに胸を打たれます。わたしもこのように詩を堪能できる人間になりたいと思います。 ただ、一箇所だけ指摘したい部分があります。 >【さわやかなミントの風を涼やかに目元に蓄え、定めた先に水色のまなざしを向けている。】 >この詩がネット上に投稿されたのは昨年の四月の終わり頃だった。あの頃 私の庭にも >ミントは すがしく葉を広げていて、とても良い収穫時期だった。わたしは幸運なことに、作者が 言おうとしている水色の「まなざしというものを体感できる立場にいたのだ。 この段落で引用されている【定めた先に水色のまなざしを向けている。】は、改訂版『家族の生活』のもので、対象作品『生活』のものではありません。 正しくは、以下のとおりです。 *『生活』→【さわやかなミントの風を涼やかに目元に蓄えやはり端麗なまなざしを向けている、】 *『家族の生活』→【風は涼やかに目元にただよい、定めた先に水色のまなざしを向けている。】 わたしはこの批評を読んでこの詩を好きになったので、引用に間違いがあるのは不満ですし、すばらしい批評の玉に瑕があるのも遺憾です。 この引用間違いだけは、なんらかのかたちで修正していただきたいと思います。
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