ポイントのコメント
[アラガイs]
この詩から読みとる前半部の白い紙きれには、何故か描かれていない色のついた紙が見てとれます。 それは、これが自身の回顧から想起された過去と現在の映像の対比、つまりあなたがおっしゃる喪失によるネガティブと、自身明日を思うときのポジティブによる時間の経過を、読者自らも体験に重ね合わせて受容するからかもしれません。 白い紙きれとはまさにそういった今は亡き家族への愁傷感。それらの記憶は雲の切れ端の向こう。遠い空の余白を意味するのかもしれませんね 。奇手の無い方言の臨場感。刹那と響き胸に残るいい詩だと思います 。
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