ポイントのコメント
[アラガイs]
鰓に巻かれた包帯がほつれ上がる。潮風がちぎれた旗をとばす。古い鱗はぼろぼろと剥がれおち、瓦礫に吹きだまり、リタイアした棲魚たちを自覚する浅瀬。廃墟をみつめてはひとり嘆いている。これはまさに蛾兆ボルカ氏の後ろ姿だ 。
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