ポイントのコメント
[草野春心]
ほぼ全編全行が体言止めで構成され、しかも一つ一つが不気味なリアリティをもって迫ってくる。固有名詞のあたりは滅茶苦茶に怖い。こうした書き方が、崩壊と死と再生を強く印象付けているように思う。同時に『未完成』な感覚も受ける。あるいは『何かが失われた』感覚といってもいい。見事な詩でした。
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