ポイントのコメント
[鵜飼千代子]
個性は異質なものとして、注目される運命にあるように思います。 それが嫌だから、毎日死んでいる思いで、他者に合わせて生きている人もいるのでしょう。 異質なものを好んで集める場所では、個性ははじめに有りきですが、 大らかに覆って個性を育てようとする場所と、その個性を精査して自らの個性に 敵対するか、味方であるか確認しなければ気が済まない場所もあるように思います。 そのような場所では、検査が完了した頃、個性はアスファルトに張り付いた干物の ようになっていることが多いように思います。 それでも生き残った個性は、別の形を持ってしまっているような気がしてなりません。
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