俺はトラックの運転手なのだ〜2/純太
いた時に埋めるのだ
土産も持たずに地上に生まれ
土産も待たずに地下に帰るのだ
この地上で生きて生きて地下に帰るのだ
俺も俺の言葉も地下に帰った時に
俺の歴史はささやかに地球に残るのだ
そしていつか地球がなくなる時にさえ
宇宙に残せるのだ
手作りの言葉をあっちこっちの地下に埋めてこそロマンなのだ
俺にとってまじりっけ無しのロマンなのだ
人類が滅亡するか否かのカギは
「言葉」にあるとNHKが言っていたが
俺は俺なりにであるのだ
俺は皆さんの詩をまだまだ身で読めないのだ
例えば毎日クロスする限りない車に似ているのだ
気がついたら通りすぎてしまっているのだ
たくさんたくさん小さくなってミラーから消えていくように
なのだ
そのように有り難い珠玉の言葉達が小さくなっていくのだ
俺はまたメロディーを作りたくなったのだ
メロディーを埋めてないことに気がついたのだ
皆さんが紡いだ素晴らしい言葉達に
節目として感謝しつつ
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