飛翔する種/
たりぽん(大理 奔)
はじめてこころのなかに
さいたたんぽぽのはな
かぜにからだをばらまいて
ぶんしのように
げんしのように
そりゅうしのように
たびにでるたび
かけらひろいあつめるたび
(霧がするどい稜線を越えていく)
とうとうこんなところまで
さあこれがそらだ
きみとぼくが
じゅうごさいで
ゆめにまでみたきょだいなそらだ
(すべてのかけらここにおきざりにして)
(ゆくえをなくしたみらい)
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