76、再生 【さいせい】/
雨宮 之人
星の営みとしてそれは
いつからなされていたのか…
終焉と誕生の
繰り返し、そうそれは繰り返し
灰の中から
もう一度炎が上がるような
終わりながらそれは
終わらない永遠のループ
記憶…
それは遠い
受け継いで私さえここにいるのだから
宿り木を待って魂は
それはまるで揺れる水面(みなも)
終わりのない この生命を見つめて
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