春と歩む/
紀茉莉
夜の太陽のささやきに
歩く足いがいの神経をあずけて
どこにも触れることのない言葉をこぼす
互いに目のうちを知る
いずれにしても、いまわかりあうのは傷ばかりの
滞りの季節
ながれくるものだけがひるまず
未来へかけていく
前
グループ"竹久夢二をよむ"
編
削
Point
(2)