創書日和「鞄の中のラブレター。」/
狠志
鞄の中に残したままの、君の心を。
僕は、まだ残したまま。
捨てられないでいるよ。
引っ張り出すことも出来ないくらいに、
いろんな思いが重なって。
引っ張り出そうとしたら、きっと、
潰されちゃうよ。
そういえば、君に、僕の心は伝えてなかったね。
あの鞄の中に残したままの、僕の心は。
きっと、もう…
鞄の中のラブレターは、色褪せて。
もしかしたら、無くなってるかもね。
移り変わるものだから。
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