「寝癖」 【やったよ連詩!やっぱ連詩は楽しいね!】/ベンジャミン
寝ぼけ眼で目覚めた朝
伸びをしてそれに気づいた
目の前の鏡の中で飛び跳ねる
悪戯っ子のような髪
黙らせるように押さえつけても
すぐに飛び出す反抗期
大人しくなってしまった自分と対照的で
自由にしてやりたくなるけれど
それをあなたは許してくれるでしょうか
あなた好みの髪型にすることは
悪戯にあなたを刺激することかもしれなくて
やっぱり髪は伸ばせないから
複雑な気持ちが現れてしまうのです
寝癖にこめたこの想い
素直じゃないのは当たり前
本当は引力に負けてしまえば
傾いてゆく向きは決まっているのだけど
それでも曲げられないものがあるから
こんなにも強がっている
私と寝癖を許してね
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