古典詩ほうらむ(第二段)/ぽえむ君
(パソコン)の詩歌の会に何度も
通っていました。
(その詩歌の会に)文を投げいけると、すぐに返事
が返ってくる部屋(チャット室)がありました。
(男は)誰かに会えるだろうと(思い)その部屋に
入ったけれども、返事がなかったので、思っている
ことを書き込んでいるうちに、ある女性がその部屋
に入ってきました。
(その女性が)年頃の人だったので、(男はその女
性を)もっと知りたいと思って女性の歌を見たところ、
とても難しい歌でした。
(自分には)似合わないと思っているうちに、外から
人が(その部屋に)入ってきて、今の話などで賑やか
になったので、仕方がなく離れました。
山里に住んでいては人も心も隔ててしまうものだ
虫の音はあんなに響いているのに一人孤独なの
は寂しいものだ
と歌を詠んで寝てしまいました。
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