古典詩ほうらむ(第三段)/ぽえむ君
 
した。
熱心に不思議な箱(パソコン)の詩歌の会に(詩を)
投稿していました。
よい詩歌には数(ポイント)がもらえましたが、
(男の歌は)もらえることはたまにしかありません
でした。
どうたらよいのかと思いながらも時が過ぎてゆく中、
とても比類のない歌が思い浮かびました。すぐに
投稿して数(ポイント)を待ってみたが返ってくる
ものはありませんでした。
そうしているうちに「なまじしないほうが良い」と
いう詞(コメント)のみを(人々から)もらい、
さらに「気に入らない」「うっとうしい」(などで)
会が異様な状態になりました。
会の主(管理人)に申し立てたものの、(管理人は)
二つ車(オートバイ)で旅に出ていたので、どうし
ようもありませんでした。
(男は)寝ることもできず、悲しく思ったので、

 良い歌だと思って走らせた自分の心は
  どこともしれず旅に出てしまったようだ

と(歌を)詠んで、家にこもりました。


  グループ"古典詩ほうらむ"
   Point(7)