創書日和【音】 ラウド、ラウド、ラウド/大村 浩一
 
びつな調和のない
神経を溢れ出て眠らない眠らせない


音が左右の耳を追い越して彼方へ走っていく
音が生を追い越して彼方へ走っていく
おれたちが乗せようとした意味はこぼれてPULSEだけが届く
語れることはこれっぽっちだ
語れることってこれっぽっち
じゃあ死の向こうから聞こえてくるのはいったい何


2008/7/31
大村浩一

※註 「ラウド、ラウド、ラウド」…イシダユーリさんの
   詩作品中のこの文節を、タイトルへ部分引用しました。

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