太陽君と雪の子/愛心
 
いました。
太陽君は愕然とした表情で、しばらく塊を見つめていました。

「わかってたんだね。ありがとう。またね」

太陽君は泣きながらも
雪の子の頬に、優しくキスをしました。

太陽君が帰ろうとすると、雪の子の声で
嘘ついてごめんね。またね

と言う、優しい声が聞こえました。



太陽君は振り向くと、ゆっくり手を振りました。



またね。
   グループ"創書日和、過去。"
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