創書日和「炎」 Own Fire/大村 浩一
甲 底冷えする地下の部屋で ひとり呟いたもの 叫ば
れたもの あくまでも独り あくまでも身勝手で だからこそ純粋
だったもの 囁いたもの 囁かれたもの
きみの中に炎を口移しする
炎はきみに燃えうつる かに見えるが 鎮まるいいえ 鎮まらな
い その炎のいろひかりの成分 きみが見たauroreのいろで燃える
きみが見た僕の炎のいろで もしきみの心臓が止まり 僕の心臓
をポンプとして繋いでも きみの炎はきみの色で燃え続け きみの
自由で揺らめく 相容れぬ異形の うつくしいいきもの
#O'jas Lounge …以前、南青山でミミさん達がやっていたカフェ。
#ポエトリーリーディングの「梁山泊」的な存在だった。
2007/2/27
前 次 グループ"創書日和、過去。"
編 削 Point(7)