パーフェクトブルー/
衿野果歩
向かい風の浮力
あたしの長い髪が揺れて
光がこぼれた瞬間
空はパーフェクトなブルー
世界がいいものに思えたんだ
こんな日なら
優しくなれそうな気がして
もう隣りにはいない貴方の
しあわせを願ったりする
向かい風の微熱
空がパーフェクトなブルーだから
少しだけ悲しかった
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