創書日和「窓と涙。」/狠志
 
何かに苛ついて。

殴った窓ガラスは粉々になった。

ついでにぽたぽたと赤い液体が流れてた。

痛くないよ。

怖くないよ。

苛々消えないよ。

赤い液体が涙のように落ちた。

勝手に落ちた。
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