ピンキーリング/愛心
 
私の小指は

からっぽ

伝説を思い出し

くるり

ナイフを滑らした

赤い 赤い 糸をひく

―この先に愛しい人が待ってる

信じてた

大好き だったのに

忘れちゃうなんて

嫌いにならせてよ

嫌いになれないから

あたし

ピンキーリング

外れないじゃない

涙が沁みる

痛いよ

あたしが欲しかった赤い糸は

こんなんじゃないのに


赤い糸=運命の人とは小指と小指が
赤い糸でつながっているという

   グループ"創書日和、過去。"
   Point(1)