神の下で詩のワルツを/よしおかさくら
 
この詩はいいな
栞を挟んでおいてじっくり読もうお茶を飲みながら
後で

しばらく前から
こそりと胸の奥で隠れて
それを書けそうな気がしている

この期待だけで書いてきたんだ

紙の上で死のワルツを
神の下で詩のワルツを

取り落としては空中のキャッチ
鮮やかさに見惚れてまたもや取り落とし

文字にならぬまま消えた詩
駄作と知って破った詩
行方知れずで失くした詩
私は祈らねばならない 殺した詩の為にではなく
再利用しようとする邪念の為に

めでたく神に祝福されたとして
愛を誓ったつもりはないので
修道服を着ているに違いない
私の詩は
   グループ"創書日和、過去。"
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