猫蓑/三州生桑
 
初冬や子猫も蓑が欲しからう



子猫らを懐にして影寒し

ひざに乗る子猫二匹のくさめかな

子猫らの声はすれども枯むぐら


ひとり寝も夢はふたりぞ冬ぬくし


衰へや詩人の道は落葉時

腹くだす父の背中やカキフライ



冬薔薇よ女詩人が嫁ぎゆく







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   グループ"俳句"
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