命の大切さ/ajisai
 
き頭を下げた
「ルゥーン、これがいかほどの罪になるか
 わかってしたのか」
「はい、いかなる罰も受ける所存です」
死神は更に深く頭を下げる
「では、裁きを申し渡す
 その黒猫は死ぬ運命にあったもの
 本来ならばこの世に存在してはならぬものだ
 よってその黒猫の魂にルゥーン、お前の魂を封じる
 ルゥーンお前は仕事の時と夜の時間以外は
 今の姿に戻れぬ、猫の姿で生きることになる
 それでも良いか」
ルゥーンは真っ直ぐにミカエルの瞳を見返した
「はい、構いません。罪を減じていただきますこと
 感謝いたします」
「よし、以上だ」
ミカエルは杖をルゥーンに傾ける
「待ってく
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